モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~

「ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムを基に、愛にまつわる物語を描いたAmazon Original『モダンラブ』。2019年にアメリカで制作され世界中で大きな話題を呼んだ同作が、舞台を東京に移し『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』として新たな物語を紡ぐ。映画界の第一線で活躍する監督たちと豪華俳優陣が集結したオムニバス形式の7つの物語では、忘れかけていた大人の恋心、息子や母親への愛、国境を越えて芽生える愛など、さまざまな“愛”のカタチが描かれるオムニバスドラマ。」

引用:Amazon prime videoより

ネタバレありです。ご注意ください。

全7話からなるオムニバス作品。特に印象に残ったエピソードの感想をば。

Ep3 「最悪のデートが最高になったわけ」

マッチングアプリで出会った男女がすごくリアルに描かれていた。ここは経験者として語らせてもらいますけど、マッチングアプリでマッチングして、メッセージやり取りして、ちゃんと会うことが出来る相手に出会えただけで奇跡なのよ。だからその出会いに対して期待がとどまることをしらないの。デートを重ねて、お付き合いして、結婚して、家庭築いて、ってどんどん明るい未来を逞しく妄想しちゃうの。なんせ、マッチングしてメッセージのやり取りして会う約束までこぎ着けたんだし。そんで、ドキドキわくわくしながら会ったのに、恋愛に発展しそうになかったとしても、楽しい時間すら過ごせなかったときのやるせなさといったら。ここまでこぎ着けた相手なのに、1、2時間のご飯も楽しく過ごせないのかと。そりゃビール頼むよ。相手にも腹が立つし、自分にも腹が立つし、酒でも飲まないとやってられんのよ。

と、メインストーリーとは違うところで共感しまくった。

Ep4 「冬眠中のボクの妻」

Ep4にして、そういえばこれ「愛」についての短編集だった、ということを思いだした。一番「愛」について思いを巡らせた作品だった。

もともとは赤の他人なのに、ここまでの関係性って築けるものなんだろうか。血が繋がっている家族にですら、無性の愛を捧げることが出来ない私には、フィクションの出来事でしかない。というか、血の繋がりどうこうではなく、誰であろうとその人のために尽くすことが出来ない。無性の愛って誰かに向けるのも向けられるのも怖い。自分本位かもしれないし、迷惑かもしれないし、何も返せないし、そんなことしてもらう価値ないし(THE卑屈)。健吾の愛はまさしく無性の愛だと思う。健吾の愛が強くて優しくてあったかくて凄すぎて私には現実味がない。

でも、こんなことうだうだ考えることなく、当たり前のように尽くして尽くされて、お互い尊重しあって、そういう関係を誰かと築ける人たちがいるんだと思う。フィクションじゃなく。というか、本来はそういう人たちが大半なのかもしれない。だから私はこんなにも寂しさを抱えて生きてるのかもしれない。

Ep7 「彼が奏でるふたりの調べ」

今作唯一のアニメ作品。

こんな純粋にときめいたのいつぶり?ってくらいきゅんきゅんした。こういう年頃の子が恋愛してる映像ものって年々見る機会が減るんだよね~~~。やっぱり、当事者じゃなくなると見なくなるのよ。まぁ、見てもきゅんきゅんしなかったりするしね。少女漫画も、読んだのなんて、もう10年以上前だよ(高校生のとき、僕等がいたを何度も何度も読み返したなぁ。懐かしい)

もうね、主人公の珠美ちゃんがめちゃくちゃ可愛いの。自己肯定感低めで、自分は何者でもないっつってるけど、全然そんなことないの。高校生の珠美ちゃんの両肩つかんで、あんたは魅力いっぱいの女の子だよ!胸張って生きていきな!!!って言ってあげたい。何か出来ることや得意なことが無くたって、夢中になれるものや打ち込めるくらい好きなものややりたいことがある人って十分魅力的だし、生気に満ちてキラキラ輝いててすっごく素敵なの!なお、私ときたら(以下、自重)。

あと、「声優:黒木華」がとても良かった。声もかわいいし、なにより上手い!!!もう、信頼と実績の黒木華だよ。黒木華さんが出演してることが十分見る動機となり得るぐらいには信頼してる。珠美ちゃんの魅力をぐんっと押し上げてた。

その他

  • 趣のある東京の街並みが素敵だった。特にエピソード3
  • 主題歌いい。存在しないエモい記憶(妄想)が蘇ってきて勝手にしんみりするわ。
  • 全体的に脇を固めるキャスト陣が良い味だしてる。特に好きなのはEp1のお母さん、Ep3のマウント男、Ep4の健吾の同僚、Ep7のマスター。
  • 音/音楽って人の記憶や心の機微に大きく関わるよね。Ep4では上司の出す音が鬱の予兆に、Ep7では青春を思い出すきっかけになってた。目に見えない不確かなものなのにこんなにも揺さぶられるのってすごい。
  • Ep4は全体的に演出が好きだなぁと思った。
ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムを基に、愛にまつわる物語を描いたAmazon Original『モダンラブ』。2019年にアメリカで制作され世界中で大きな話題を呼んだ同作が、舞台を東京に移し『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』として新たな物語を紡ぐ。映画界の第一線で活躍する監督たちと豪華俳優陣が集結したオムニバス形式の7つの物語では、忘れかけていた大人の恋心、息子や母親への愛、国境を越えて芽生える愛など、さまざまな“愛”のカタチが描かれるオムニバスドラマ。(引用:Amazon prime video)

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