ロミオの青い空

ネタバレありです。ご注意ください。

お盆休み、とても長い連休だったので話数の多い作品でも全部見れそう!と思い選んだ作品。母が世界名作劇場好きなので、実家のテレビで着けておくのに差し障りがなさそうだったのも決め手(母は初期の頃の作品しか見ておらず今作は未視聴だった)。

ざっくりあらすじ

まっすぐ純粋で正義感あふれる少年ロミオ。貧しいながらも、あたたかい家族や村の人々に囲まれ生活していたが、「死神」と呼ばれる人身売買人に目をつけられ人生が一変することとなる。色々な騒動ののち、自ら身を売ることを決意し、煙突掃除人として働くためにミラノへと旅立つロミオ。そして、ミラノへの移動中にアルフレドという少年に出会う。アルフレドもロミオと同じく煙突掃除人になる身売り少年の一人だった。二人(以外にも少年たちはいる)は共に協力し合い過酷な旅を乗り換え、ついにミラノへと到着する。ここで二人はいったん別れ、それぞれ買われた家のもとで煙突掃除人として働く日々を過ごすことになる。ロッシ家(ロミオを買った家族)とのいざこざや、街の不良集団である「狼団」とのいざこざに巻き込まれるなど波乱万丈な日々を送るロミオだったが、持ち前のまっすぐさで乗り越えていく。そして、アルフレドとの再会を果たし、「狼団」に対抗するためアルフレドをリーダーとした「黒い兄弟」を結成することになる。ロミオの住み込みの家に住む少女の正体とは!「狼団」との争いの行方やいかに!アルフレドの過去に秘められた事件とは!など様々なことが二人を待ち受けているのだった。

ふぅ。あらすじ書くのって難しい。このあらすじに書いた「色々な騒動」や「過酷な旅」、「いざこざ」など見どころたくさんなエピソードがたくさんあって、そのどれもこれもでロミオが可哀想な状況になるんだけど、ロミオ自身の明るさに救われるので、見ている時のダメージが最小限に抑えられている気がする、、、。それでも可哀想だけど。

このアニメを見て初めて「煙突掃除人」という言葉を知ったんだけど、実際にイギリスやアメリカでは煙突の中に入れるくらいの幼い男の子たちが「煙突掃除人」をやっていたらしい。とても過酷な仕事で、知れば知るほど胸が苦しくなった。アニメでは煙突掃除の過酷さはあまり描かれておらず、そんなショッキングな内容だとは思わなかったので、調べてびっくり。まぁでもああいう境遇の子たちが引き受けなければいけないってことは、それだけリスクが高い仕事だよね。ロミオたちは、この煙突掃除人の過酷さ(死を伴うこともあり、勤め上げたとしても体に様々な支障をきたす可能性が高い)を分かっても尚、引き受けた/引き受けざるを得なかったと思うと本当に苦しい。

個人的ツボとしては、やっぱりロミオとアルフレドの関係性を挙げたい。二人とも人間が出来すぎていて眩しい。なんだか自分が情けなくなってくるほどに眩しい。そんで、「友情」という言葉では足りないぐらい尊い関係なのも良い。もはや一心同体的な。でも、似た者同士じゃなく、月と太陽、黒と白みたいな二人で、一緒にいることでよりそれぞれのキャラクターを際立だたせているのが私の心をくすぐる。ビジュアルも正反対だしね。茶髪でTHE少年!なロミオと、金髪で背も高く大人びたアルフレド、うんうん、とても良いです。にんまりした顔が戻らないです。

あと、おこじょのピッコロがとってもかわいくて癒される。勇敢なところも好き。

「19世紀後半のこと。イタリアの国境に近いスイスの小さな村で少年ロミオは貧しくも幸福に暮らしていましたが、一家の畑を放火により失い父も怪我をしたため、自らを人買いに売りミラノへ煙突掃除夫としてやって来ました。煙突掃除の仕事は辛い上に、親方の家では家事の手伝いもさせられ、食事も満足に貰えません。親友アルフレドとの再会、"黒い兄弟"の結成、"狼団"との抗争、アンジェレッタとの別れ。ロミオは一歩一歩成長していきます…。© NIPPON ANIMATION CO.,LTD.」(引用:Amazon prime video)

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