僕の姉ちゃん

ネタバレありです。ご注意ください。

両親が数日家をあけることになり、束の間二人暮らしとなった姉(黒木華)と弟(杉野遥亮)の、とりとめのない日常が、主に弟目線で描かれている。物語の中で大きな転機や事件はないけど、日々の生活の様子や兄弟の関係性が丁寧に描かれており、日常系の作品が好きな方にとってもおすすめ。

好きなところ① 姉と弟の二人がハマり役。

黒木さん演じるちはる(姉)は、世の中(とりわけ男女の関係)について俯瞰的に喋りがちなちょっと嫌な人。無自覚に毒舌の私が見ても、兄弟とはいえずけずけ言うなぁと思うシーンがいくつかあった。この姉ちゃんを演じ切る黒木さんの自然体なお芝居が見事。落ち着いたトーンで「弟よ」と謎の語り口調で得意げに話し出す姉ちゃんが自然に受け入れられる。本当、黒木さんすごい、の感想に尽きる。

杉野さん演じる順平(弟)は、ちょっと抜けててちょっとずれててポンコツ感漂うかわいいやつ。順平を紹介したときの締めが「かわいいやつ」になるのは、杉野さんがもともと持っている愛され力が影響していると思ってる。

各々、悩みもあれば怒ることもあるし、仲良いときもあれば険悪なときもある。でも、どんなときも帰る家は同じだし、家に帰ると兄弟がいるし、美味しいものがあれば一緒に食べるし、何かあれば心配もする。お互いがお互いにとってあたり前に存在しているのが、しみじみ、いいな~~~と思った。お互いのことを理解して信頼しているのが伝わるし、家の中にちゃんとそれぞれの居場所があって、そういう空気感がどうしようもなく羨ましい。あと、私も順平みたいなかわいい弟がほしい。

あと、二人とも話したいことがあるときの、聞いて聞いて~!の顔や仕草がかわいい。順平は話す側でも聞く側でもちはるに一本取られれちゃうところまでもかわいそかわいい。

好きなところ② 食べ物がおいしそう

毎話飯テロあり。地上波では深夜放送みたいなのでリアルタイムで見るときは本当に注意したほうがいい。開き直ってビールとつまみを用意して見るか、夜ご飯をたらふく食べておくかの対策が必要。美味しそうなアイスの回もあったけど、基本ご飯系が出てくるので、見てると小腹が空いてくる。特にちはるが食べてたカレーが美味しそうで、翌日、同じレトルトのグリーンカレーを買って食べた。美味しかった。煮豚みたいなのも美味しそうで、タコ紐まで買って作ってみたけど、あまりおいしく出来なかった。残念。あと、家にある食器がかわいい。かわいい食器だとご飯がより美味しそうに見える。映えってやつか。

好きなところ③ 音楽、衣装、インテリアなど世界観が好き

音楽

BGMも主題歌も良い曲ばかり。記事内に張り付けた紹介動画の最初にかかっている「ドンドンッドドン♩」から始まるわくわく感のある曲も良いし、そのあとに流れる弦楽器から始まるほのぼの癒し系の曲もすごく良い。主題歌もオープニング/エンディングともに作品の世界観に合っていて好き。

ちはる(姉)のお出かけスタイルがとっても上品でかわいい。黒木さんにすごく似合ってる。服だけじゃなく、髪型もメイクもアクセサリーも全部全部かわいい。特にワンピースが印象的で、流行りものとかベーシックなあるあるものではなく、まるでオーダーメイドみたいな特別感があってすごくかわいい。

家そのものにも趣があるし、何気なく映るインテリアや、食器や調理器具、全部センスが良くて一つ一つ注目して見るのも楽しい。リビングの座椅子が特に気になる(欲しい)。あと、めちゃくちゃ良さそうなスピーカーあるのに、作中では一回も使われず、贅沢だな~。

しっかり見てもおもしろいし、BGM的につけておくのもおすすめ。私は「とりあえず何か見たい」と思ったときによく見ているから、結果的に数十回は見てます。何回見ても全然飽きがこない。むしろ落ち着く。そんな自分の生活にも溶け込んでくれる作品。

2021年のお気に入りドラマにも選んだよ!

「ユーモラスで辛辣な姉・白井ちはる(黒木華)と、姉に翻弄されるが素直に話を聞いてくれる弟・白井順平(杉野遥亮)は、両親不在のつかの間、二人暮らしをしている。 仕事を終え帰宅した部屋で、お酒を飲み、それぞれ好きなものを食べながら、恋・仕事・趣味・人生にまつわる会話を繰り広げる。姉弟だからこそのぶっちゃけトークで炸裂する“姉ちゃんの本音“は、一見ひねくれていて意地悪なように聞こえるが、実はしごく真っ当で、順平は妙に納得してしまう。(C)テレビ東京」(引用:Amazon prime video)

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