親知らず抜きました

30才を目前にして、やっかいな親知らずを抜きました。

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親知らずの存在を認識

生まれつき親知らずがない人もいますが、私は4本全部ありました。そして全部埋まっていたのです。

20代前半に通っていた歯医者では、この年齢で生えてこなければ今後も生えてこないと言われました。その時は親知らずへの関心がなかったので、聞き過ごしていました。そして27才の時、右上の親知らずが頭を出したのです。でも、痛みも何もないのに親知らずが生えてきたからって歯医者には行かないじゃないですか。以前通っていた歯医者(親知らずは生えてこないだろう、のところ)は詰め物がすぐ取れる、治療後の歯が痛む、など色々あり、定期健診も行かなくなり、すっかり歯医者と疎遠になっていたのも良くなかったです。

そして、右上の親知らずを認識してから数か月後、突然左下に激痛が走ります。一瞬のピンポイントな激痛ではありません。左下全体が持続的な激痛で襲われました。さすがに歯医者に行かなければと思い、歯医者を探し予約しました。腕が良いところが良い…とあれこれ探したので、予約は1週間後です。その間は市販の痛み止めでやり過ごそうと思っていたのですが、痛み止めを飲み続けること数日、嘘のように痛みがなくなったんです(え?激痛は幻??)。

そして予約日、何も症状がない状態で歯医者に行ったところ「親知らずですね」と。ここで私はピーンときました。私、27才にして埋まっていた親知らずたちが生えてきてるんだわ!と。

抜歯の必要性を確認

下の親知らずは左右どちらも横を向いている。歯茎に完全に埋まっており、切開し骨を削る必要があり、必ず腫れる。神経に近いので痺れを感じる可能性もある。すぐに抜く必要はないが、また激痛に襲われる可能性もあるため、左右どちらとも折を見て抜いたほうが良い。上の親知らずは、少し傾いている程度なので、今後移植などで使える可能性もあり、左右どちらとも残しておいた方が良いなど、諸々分かりやすい詳細な説明を聞いて一通り納得し、抜歯の予約を取って帰りました。

それにしても、やはり親知らずは少しでも若いうちに抜いておいた方が良いようで、20才前後であればもっと楽なようです。治癒力もあります。学生であれば、休みも確保しやすいだろうし、大学生時代に抜いておけば良かったな~と思いましたが、そうは言ってもまだ20代です。30才までには下2本の抜歯を必ず終わらそうと決心しました。

運命の時、いざ抜歯

左下の親知らず抜歯当日。予約はお昼休み明けにしました。理由は①午前中に歯を抜くと万全な状態でお昼が食べられない。②遅い時間に歯を抜くと当日何かあったときに不安。➂お昼休み明けであれば待つことがない。です。抜歯自体は麻酔が効いているので全く痛みは感じません。引っ張られたり力がかかるのは分かります。あと骨を削るので工事現場のような音が響きますし、焦げ臭いにおいがします。個人的にこのあたりは案外冷静に受け入れられました。麻酔がある時代に生まれてよかった~。とぼんやり考えていたほどです。程なくして抜歯終了。抜歯後診察室を出て時計を確認すると30分も経っていません。やはり腕の良い先生だったんだ…!と感動しました。歯医者を出て、すぐに痛み止めを飲み、帰宅します。抜歯当日は案外何事もなく過ごすことができました。私は抜歯したところを縫っていたので、出血も全く気になりませんでした。

抜歯後の生活

そして抜歯の翌日。地獄の日々はここから始まるのです。早朝、痛み止めが切れて激しい痛みで目が覚めます。抜歯したところは脈を打っているようなずきん、ずきんとした痛みがあり、痛み止めが効くまではとても辛いです。鏡を見るとこぶとりじいさんならぬこぶとり女の姿を確認できます。こんなに顔が腫れあがるなんて、そりゃ痛いはずだわと思いながら記念に自撮りしました。自撮りする余裕くらいはあります。

抜歯後の生活で辛かったこと

①口が開かないので固形物は食べれない。

②体は元気なので食欲はある。

➂飲み込むときに痛み/違和感があって辛い。

➃頬が腫れていることによる精神的ダメージでしんどい。

➄なんとか食欲を満たそうと固形物にチャレンジするが上手く咀嚼できず口内炎ができる。

➅抜歯箇所のにおいが気になる。

➆しばらくは痛みで目覚める(どうしても朝には痛み止めの効果が切れてしまうのです…)。

親知らず抜歯後の症状についてはどれも日にち薬的なところがあって、ただただ耐えるのみ、という感じでした。

抜歯後に備えておいたもの

①ストロー

②ゼリー、ヨーグルト、アイスクリーム、豆腐などの柔らかい食べ物

③予備の痛み止め

➃タフトブラシ

他にプラスであったら良かったかもと思うものは冷えピタです。冷やしすぎは回復を遅らせるそうで使わなかったのですが、起床後は必ず痛み止めが切れているので、その痛み止めが効くまでの間は、冷えピタを使えばもうちょっと楽だったかな、と思います。

予後

私の場合、2、3日目がピークで、それ以降は腫れ、痛みともに徐々に落ち着いていきました。それでも腫れに関しては見た目にも完全に分からなくなるまでに1週間はかかり中々辛かったです。マスク生活で逆に良かったです。私は抜歯後5日目から仕事に行きましたが、それでも気持ち的にしんどかったので、休みは取れるだけ十分に取るのがおすすめです。

この左下親知らず抜歯の経験から、右下親知らずを抜く決心がつくまで1年ほどかかりましたが、それも無事に終了し、今は心身ともにすっきり!しています。

Thanks!
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