A Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜

「《第39回 ATP賞テレビグランプリ ドラマ部門奨励賞受賞!》「名建築で昼食を」「ちょこっと京都に住んでみた。」制作チームがおくる新感覚グルメドラマ!夫婦二人、台所で世界史食に想いを馳せ、夫婦や歴史の「時間」を描くドラマ(C)BS松竹東急/松竹撮影所」

引用:Amazon prime videoより

ネタバレありです。ご注意ください。

「本を読んであれこれ考えていると自分との対話が始まる」

印象的なジュン(市川実日子)のセリフです。

私が本を読み始めたのは、26、7才のとき。読書が好きになったのは三浦しをんさんの「舟を編む」に出会ってから。そのあと読んだのが、同じくしをんさんの「風が強く吹いている」だった。「風が強く吹いている」を読んだときの衝撃はすごかった。部活に打ち込んでいた学生時代にこの本を読んでいれば、と何度も何度も思った。学生時代の私はあまりにも狭い世界で生きていたし、自己中心的で横暴な振る舞いをしていた。自分より才能がある同級生や後輩たちが許せなかった。どれだけ練習しても一番になれない現実に絶望していた。大人が言う「努力」なんて綺麗ごとだ!くそくらえだ!!と怒っていた。それでも報われたくて練習に打ち込んでいた。当時はその時その時生まれる感情のままに生きていたけど、本を読むようになった今ならわかる。私、部内で相当厄介なヤツだっただろうな、と。

本を読むようになって、こういう気付きが山ほどあって、ジュンのこのセリフには、深く頷いた。

食事を楽しむ暮らしへのあこがれ

私の母は料理が苦手だった。そして、私の父は好き嫌いが多く神経質な性格だった。自分が知らない料理は食べないし、自分が焼いた肉以外は食べない、魚もほとんど食べない。母の料理の腕はどんどんあがっていったけど、父は変わらなかった。母が作った料理をほとんど食べない。箸もつけない。会話もない、気まずい食卓。父がリビングを出て行った後、父が残した料理を投げ捨てる母。私は、家族で食事をする時間が苦手だった。だから、こうやって食事を楽しんでいる家族や夫婦に強く憧れる。同じ机を囲んで一緒に食事をする、美味しかったものを共有する、食卓ではその日あった何気ない話をする、それが共通の思い出になる。うらやましい。私もそういう暮らしがしたい。

中島歩さん

初めましての俳優さんだ。アマゾンプライムのおすすめ画面に出てきた写真を見た時、松下洸平かと思った。ドラマを見たら全然違ったんだけど、Next upのときに出てくる前髪がまっすぐの写真はやっぱり松下洸平に見えた。そして、顔が整っているが故にか、なんとも印象に残らない顔だなぁと思った。

9、10話の叔母さん回の時、ヨシオの出番がしばらくなかった。そんで、しばらくぶりにジュンとヨシオのLINEのトーク画面が出てくるんだけど、LINEのプロフィール画像がイラストになってて、あれどんな顔だっけ…?と思いだそうとして、頭に浮かんだのはやっぱり松下洸平だった。役者さんでたまにいますよね。顔が覚えられない人。摩訶不思議。

その他

  • コーヒーカップがとってもかわいい。ちらっと調べたけどどこのか分からず。アンティークかな?
  • 市川実日子さんって表情がキュートで素敵だなといつも思う。パーマも似合ってて良かった。
  • やや説明台詞多めで、お料理番組化するときあり。もう少し二人の会話も聞きたかったなと思う。
  • 毎話終わり方が好きだなと思った。特にお気に入りはカラスのくだり。二人ともおちゃめでかわいい。
  • 私も「コーヒー飲む?」って誰かに聞かれたいし誰かに言いたいし、そんな日常を送りたい。

すべてのプライム特典が対象!/

\ À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜 /

Thanks!
  • URLをコピーしました!
目次